No.248 ワールドカップの報道統制

 世界中で報道されていた「判定疑惑」を日本のマスコミは頬被りし、日韓友好のみ謳い続けた。

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JOG Step 韓国問題-現代編 開講
http://jog-memo.seesaa.net/article/201309article_9.html
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■1.ねぇみんな、どうしたの? おかしいと思わない?■

 タレントの飯島愛がTBS「サンデージャポン」でワールドカ
ップのイタリア-韓国戦に関して、次のように発言したそうだ。
[1]

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 ねぇみんな、どうしたの? おかしいと思わない? 言いなよ。 私が守ってあげるから奥寺さん、ホントのこと言って!

 どこのテレビも、トッティの退場の時プレー、よくわかる背後からの映像をどんどん短くカットして放送してるんだよー(ずるいよー)

 (マルディーニへの)蹴りが何でカットされてるの?! これじゃ抗議してるイタリアが悪いみたいじゃない!

 どこもかしこも韓国おめでとうしか言わない! 日本人としてじゃなくアタシ個人の意見として、おかしいと思う!

--(話題を変えるためか、井筒監督に話が振られる)--

井筒「韓国戦では『アジアのプライド』とか言う横断幕とかあるじゃない。ああいうのって日本ではやらないよね。そういうところが…」

飯島「(割り込むように)だったら『アズーリの墓へようこそ』とかいうのは良いわけ? ホスト国として、相手に対する礼儀が無いのはおかしいと思う」
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 韓国戦で素人ファンが見てもおかしいと感ずるような審判があったのに、新聞やテレビは「日韓友好、韓国頑張れ」という調子の報道ばかりを続けて、飯島愛のように「どうしたの?」と思う人が多いようだ。

■2.「応援しあえた」「感動しあえる」■

 TVでは証拠が残りにくいが、新聞ならデータベースで調べられるので、朝日新聞を例に取り上げると、日本チームが敗れ、韓国チームが決勝トーナメントを勝ち進んだ期間には、次のようなタイトルの記事が並んだ。

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・ あとひとつで横浜だ アジアの砦託した 韓国W杯4強
・ 歓喜、故国とともに サッカーW杯、韓国ベスト4進出
・ 韓国4強に日韓の学生喜び爆発 熱い声援、共催実感 W杯
・ 韓国は「アジアの虎」 「愛称」色々…日本は?
・ 国際交流員も必死の声援 サッカーW杯ドイツ韓国戦
・ 日本負けたが、韓国頑張れ! W杯・日韓共催
・ 応援してよかった 日韓交流こども記者サッカーW杯を見て
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 あたかも、日本全国が敗れた日本チームの分まで、韓国を応援しているかのようだ。最後の「日韓交流こども記者」の記事では次のようなこども記者のコメントを掲載している。

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 今大会、日韓の国民が互いを応援しあえたのがうれしかった。両国には悲しい歴史があるが、日韓が過去よりも未来の楽しいことを話せるような、明るい話題を作っていこうと訴えたい。W杯はその一つになれたのでは。(中3)

 かつて不幸な歴史もあったが、日韓両国がサッカーや料理などを通して先入観を持たずに感動しあえるようになったのがうれしい。スタジアムを赤一色に染めて「コリア、コリア」と国全体で応援している雰囲気が新鮮でもあり、驚きでもあった。(中2)
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 かつての「悲しい歴史」「不幸な歴史」を乗り越えて、日韓
が「応援しあえた」「感動しあえる」事を子供たちが素直に喜
んでいるという構図である。[2]


■3.「共催国の韓国を応援」はわずか5%■

 しかし、これは日本国民一般の心情を正確に代弁しているのだろうか。たとえば「VOTEジャパン」というサイトで、「韓国勝ち進む!応援する?」という設問に対して、以下のような結果が出ている。(6月28日時点 [3])

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・ 共催国の韓国を応援 263票(5%)
・ 贔屓の国を応援4,507票 (87%)
・ 日本以外には興味なし386票(7%)
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 投票は、メールアドレスと郵便番号を入力するので、同じ人間が何度も投票することは難しく、結果の信頼性は高いと思われる。これを見ると、日本が敗退した後で、共催国の韓国を応援するという人は、わずか5%しかいない。


■4.一生韓国を許すつもりはありません■

 掲示板を見ると、その理由がよく分かる。240件ほどの書き込みのほとんどが、飯島愛さんと同じような意見なのである。比較的冷静な意見を掲載させていただくと、

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2002/06/25 楽しみにしてたのに
 日本にW杯が誘致されてから6年間、ずっと楽しみにしてきました。幸い、日本=トルコ戦などすばらしい試合を3試合も見れた幸せに浸っていました。18日の夜(韓国-イタリア戦)までは、、、
 疑惑のポルトガル戦を上回る疑惑の試合展開、、、一挙にそれまでの幸せだった気分が吹っ飛び、W杯が苦痛のものとなってしまいました。今は、早く終わってほしいと思うのみです。一生韓国を許すつもりはありません。
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 ワールドカップを6年も楽しみにし、日本が負けたトルコ戦も「すばらしい試合」と見ているのだから、純粋なサッカーファンであろう。そこまで愛するサッカーが、疑惑の判定で台無しにされた悲しみ、怒りが、落ち着いた文章からよく伝わってくる。さらに韓国側の応援に関しては、次のような意見が多かった。

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 2002/06/26 HIDE
「試合前にスタンドに掲げられたナチスのカギ十字マークの入った横断幕が警備担当者によって撤去されていたことが明らかになったこと」
「「ヒトラーの息子たちは去れ」と書かれたカードをもっていた者の存在」
「クローゼ選手とカーン選手の遺影をもったものの存在」

 これらはドイツを激しく侮辱することであり人間として絶対にやってはいけない行為。一体私たちはどのような国とワールドカップを共催し親交を深めようとしているのか?
 今回の事は審判の買収だとか卑怯だとかで済まされる問題ではない。
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■5.「微妙な判定は、韓国戦で相次いだ」■

 日本のファンを呆れさせ、怒らせた「疑惑の判定」については、日本のマスコミでどう報じられたのか? 産経新聞は朝刊一面で「W杯サッカー FIFA 審判委員長誤審認める」と題して、以下のように報じた。

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 サッカー・ワールドカップ(W杯)で審判の判定に疑問が相次いでいるなか、国際サッカー連盟(FIFA)審判委員会のエルジク委員長は二十三日、声明を発表、「大会の判定で一つか二つの大きなミスがあった」と述べて、場面は特定していないものの誤審を認めた。同委員長は一方で、「審判も人間であり過ちを完全に排除することはできない」と弁明した。

 微妙な判定は、特に欧州勢を撃破しアジア初のベスト4入りした韓国の試合で相次いでいる。予選リーグではポルトガルの二選手が退場処分となり、決勝トーナメント一回戦のイタリア戦では重要な場面でイタリアの中心選手、トッティが退場させられた。二十二日の準々決勝スペイン戦では、スペインのゴールが二度取り消されている。三チームからは判定への強い批判が起きている。

 微妙な判定が韓国戦に集中していることを「不自然だ」とする指摘に対し、FIFAのクーパー広報部長は「根拠がないこと」と述べた。[3]
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 特に、後半は韓国戦に「微妙な判定」が集中し、「不自然だ」という疑惑がFIFAに対しても直接ぶつけられた、という重大な事実を明らかにしている。

■6.判定疑惑に触れない朝日新聞■

 同じ、事実を朝日新聞はどう報道したか? 

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 今回のW杯は、審判の微妙な判定が注目されている。国際サッカー連盟(FIFA)審判委員会のエルジク委員長は23日コメントを出し、「大会で審判の大きなミスが一つ二つあった」と誤審を認めた。審判制度のあり方を問う声も続出している。

 目立つのは、韓国戦に関する判定だ。(と、韓国戦での3つの判定を紹介した後、) また、準々決勝のドイツ-米国戦では、米国選手のシュートがドイツ選手の手に当たったように見えたが、ハンドと判定されなかった。

 こうした判定のどれが誤審なのか、エルジク委員長は明らかにはせず、「ミスが大きな関心を呼んでいるが、全体としてよくやっている。審判も人間。ミスをなくすのは不可能だ」と弁明した。[4]
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 この後に、「今大会で論議を呼んだ主な判定」として8つを紹介して、あくまでも「判定ミス」の問題として取り上げ、「疑惑」については、口を閉ざしている。朝日はさらにこの記事以外にも:

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・FIFAに調査求めず W杯韓国戦での審判是非で伊サッ カー協会長(6/22)
・「W杯基準」の反則に順応できず 韓国に敗れたイタリア サッカー(6/20)
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 などと、自ら報道もしていない「判定疑惑」をわざわざ打ち消すような報道を続けている。


■7.コリア・スキャンダル■

 判定ミスと判定疑惑とは、本質的に異なる問題である。ミスならFIFAの責任だが、疑惑となると韓国も他人事ではない。海外のマスコミや、インターネットの世界では、韓国戦の審判が買収されていたのではないか、との議論が巻き起こっていた。まず「被害」国のスペイン、イタリアのマスコミは「疑惑」をあからさまに糾弾している。

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 22日、幻のゴールで韓国にPK負けしたスペインの各紙は、「アトラコ(強盗)」(マルカ紙)、「腐ったW杯」(アス紙)と激しい調子で、FIFAとエジプト人主審含む、3人の審判を痛烈に批判した。

 また、決勝トーナメント1回戦で韓国に負けたイタリア代表は、いまだに、「審判が韓国よりだった」と主張。スペイン戦で同じトラブルが繰り返されたのを見ると、「またもや、コリア・スキャンダル」(コリエレデラセラ紙)、「疑惑のコリア戦」(ダタスポーツ)といった激しい批判を再開した。[5]
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 被害国ばかりでない。それ以外の国でも以下のような報道が行われた模様だ。[1]

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・ イギリス デイリーテレグラフ紙:
Korean miracle spoilt by refereeing farce
(茶番判定で汚れた韓国の奇跡)
・ アルゼンチン ラ・ナシオン紙: W杯を中止に
・ オーストリア クリア紙: W杯に正義はなくなった
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■8.No more dirty tricks, Koreans!■

 インターネットの世界では、さらに凄まじい。アメリカのYa hoo!掲示板を見ると、以下のようなトピックスが並んでいる。()内に示した発言数の多い順にタイトルを並べてみると:

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・ No more dirty tricks, Koreans! (13,106 発言)
韓国人よ! 汚いトリックはもう沢山だ!
・ I hope Korea loses (2,047)
韓国、負けろ。
・ Messagge from Italy (1,254)
イタリアからの(怒りの)メッセージ
・ Very good job Korea.....!!! (963)
韓国は「巧く」やった! [6]
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 日本では、メールマガジン「週刊アカシックレコード」[6]が、韓国が予選敗退による暴動と観客動員激減を避けるには、「審判に『期待』するほかない」と事前にズバリ予言して読者数を大幅に伸ばし、またサイト「知らされなかった韓国サッカーの“裏側”」[1]が、判定疑惑に関する情報を大量に提供して、100万件以上のアクセスを集めた。


■9.世論誘導の報道管制■

 世界中であからさまに論じられ、多くの日本人も感じていた判定「疑惑」を、朝日新聞は(他の多くのメディアも大同小異だが)判定「ミス」問題にすり替え、ひたすら「日韓の学生喜び爆発」などと友好側面のみ報じていた。これは報道統制そのものではないか。

 これは慰安婦問題でも見られた世論誘導報道とまったく同じ構造だ[a]。日韓の「悲しい歴史」「不幸な歴史」という自虐史観を前提に、それを乗り越えるためには、判定疑惑にも、非常識な応援ぶりにも目をつぶって、ひたすら韓国を応援しなければ、との押しつけである。そのような押しつけから生まれるのは、反発であって、真の友好ではない。

 VOTEジャパンによる「賛否両論、W杯報道!日本のメディアは信用できたか?」というテーマの投票では、総投票者数12,534人のうち、12,388人、実に98.8%がノーと答えた[7]。「ねぇみんな、どうしたの? おかしいと思わない?」と多くの日本国民が気づいた点に、今回のワールドカップの成果の一つがあった。
(文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(106) 「従軍慰安婦」問題(上)
日韓友好に打ち込まれた楔。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog106.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
1. 「知らされなかった韓国サッカーの“裏側”」★★★
(HPリンク切れ)
2. 朝日新聞、H14.06.27、「応援してよかった 日韓交流こども記
  者サッカー W杯を見て」、東京地方版/茨城 31頁
3. 産経新聞、H14.06.24、「W杯サッカー FIFA 審判委員長
  誤審認める」、東京朝刊、1頁
4. 朝日新聞、H14.06.24、「審判不信、大会に冷水 FIFA『ミ
スあった』 サッカーW杯」、東京朝刊、23頁
5. ZAKZAK、H14.06.24、「疑惑の韓国戦、審判にイエローカード!韓国寄りジャッジに抗議の声、日増しに高まる](ホームページ抹消)
6. Yahoo! Message Boards

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■Yamamotoさんより

 私は、仕事で、韓国へは頻繁に行きます。今までに、30回以上訪韓いたしました。いつも一人で行きますし、騙されたことも数知れず、随分と苦労いたしました。私は30代の完全な戦後世代です。

 韓国人の特殊な考え方や愛国心は、十分に理解しているつもりです。良い部分も悪い部分も含めまして。この点を理解できない日本人が多いですね。つまり、何でも安易に友好・親善と誤解する輩が多いです。彼らは、韓国へ行き、苦労しながら真の韓国の姿を経験しなければ、理解できないのでしょう。

『相手を評価することはもとより、相手が誰であれ、間違いは間違いと毅然と指摘すること!』が、真の友好であり親善の一環であると考えます。真の国際感覚だと感じます。

■ 編集長・伊勢雅臣より

 韓国戦に目立った疑惑判定や相手国選手への礼をわきまえないブーイングを「親善第一」と報道しない日本のマスコミ。今回のワールドカップは、貴重な教訓を残しました。

■門田さんより

 確かにあの審判達はおかしかった。しかし、「誤審」だけに惑わされている人が多いですが、韓国選手の度重なる反則行為に警告を出していないのがなおさら疑惑を盛り上げているのです。もし韓国選手の反則にきちんと警告を取っていたら、ここまで韓国のイメージが悪くなることはなかったと思います。

 私は対スペイン戦を国際放送で見てましたが、英国人のアナウンサーが完璧に呆れ果てていて、しまいには、「またシャツを引っ張って、パンツを引っ張って(Pull the shirt,pull th e shorts)」という具合に韓国選手の反則を実況し始めたんです。スペインチームの幻のゴールデンゴールの時など、実況が非難になってました。

 今回、日本のメディアが実際の世論を無視していかにも一般の日本人が皆韓国を応援しているかのように見せかけたため、結果的に韓国のイメージ悪化に手を貸してしまったのです。

■匿名希望さんより

 私も,ワールドカップのメディアの報道体制は非常にゆがんでいると感じました。韓国の恥部は見せずに,負けた日本が純粋に「共催国」韓国を応援する姿,韓国が勝ち進むことだけに対する賛美,韓国と比較して日本の劣等感すら植え付ける報道内容。テレビや新聞を前に,腸の煮えくり返る思いを何度したことか。

 韓国内で行われた試合は,韓国が出ないときは空席が目立ち,試合を観戦するどころか「大韓民国」コールが起こる始末だったとか。また,韓国の対戦相手に対しては,とても試合をする相手に敬意を払っているとは思えない迎えようだったとか。相手チームへの侮辱も,韓国で試合をしたチームへの無関心も,ホスト国としてあるまじき姿です。

 日本が韓国を応援した,では韓国は日本を応援したか?それに関する報道は一切ありませんでしたね。それどころか,韓国の多くの国民は,日本が負けることを願っていたそうです。

 こういう報道問題が出てくる裏側には,日本が国際社会やアジア各国に対して,自らの意見や立場を明確にしないという問題があると思います。だからいつまでたっても,第二次世界大戦をネタにアジア各国からはことあるごとに非難され,卑屈な対応に終始させられ,相手国のいいように利用されるのでしょう。

■トヲルさんより

 私は十年来のサッカーファンであり、また、イタリア語を解しますので、かの国に友人がおり、イタリアサッカーも長年見続けてきております。韓国については、熱心に応援するというわけでもなく、特に嫌うわけでもなく、割と冷静に見ておりました。

 一連の韓国戦について、誤審があったというのは誰もが認めるところだと思います。しかし、サッカーファンであれば、対戦国自体の状態やプレイ内容が悪かったこともわかるはずで、彼らは負けるべくして負けたと言えるでしょう。また、サッカーにおいてあの程度の誤審はよくあることであり、今回の件もサッカー史の中で特に際立つようなレベルのものではなかったと考えます。

 ワールドカップは祭りですから、にわかサッカーファンが増えることも良いことではあると思います。但し、今回のように、質の低い「知ったかぶり」の意見が多数を占めてしまって、韓国人選手たちのプレイや、達成された結果の偉大さを卑しめるようなことになってしまうのは大変残念で不快に思います。

■ 編集長・伊勢雅臣より

「これだけ世界で騒がれている『疑惑』を日本のマスコミが頬被りしているのはおかしい」というのが本号の主張でしたが、賛同のメール11件、批判的なご意見4件をいただき、そのうち両方からご紹介させていただきました。

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