JOG Tweet 中国(20) 環境破壊
水不足/大気汚染/商品汚染/食品汚染/農協の不在
■水不足
中国の最も深刻な問題は水不足。中国の水使用量は年間一人あたり400?で、米国人の1/4。国際的に定義される水ストレス(1000?/人年、これ以下だと日常生活に不便)の半分以下。北京では100?とサウジアラビア並み。日経ビジネス131021 2014年02月21日(金)
■大気汚染
黄砂に吹かれて霞むハルカス PM2・5も… 気象庁は24日、中国大陸から偏西風に乗って飛来する黄砂が西日本を中心に広い範囲で観測されたと発表しました - 産経WEST http://www.sankei.com/west/news/15024/wst1502240029-n1.html… https://pic.twitter.com/v66hhnVb2C 2015年02月24日(火) 産経ニュースWEST@SankeiNews_WEST
昨年11月上旬、中国版ツイッターで「素晴らしい秋の空。APECありがとう」との多くの書き込み。中国は北京の工場の強制停止と交通規制などによって、APEC開催時に久々の青空を提供した。トヨタも工場も数日の操業停止。政府の号令に企業は従わざるを得ない。日経ビジネス141117p10 2015年03月06日(金)
「PM2.5が米国レーザー兵器には恰好の防御」 中国国防大教授のトンデモ発言でネット炎上 「解放軍が濃霧戦術を使ったなら米軍は攻撃してくる必要がないね。中国では毎年濃霧で死者が出て、数十万から千万人もが病を患っている」http://bit.ly/1exHEu4 2014年02月28日(金)
日本の生活では、水道を拾えば流れ出す正常な水、深呼吸しても咳き込むこともない空気、そして多くの店で意識することなく買っても安全な食品がある。日本人にとって当たり前の生活が、いかに幸せなことであり、中国人が羨んでるかを知ってもらいたい。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
巨大嵐、大寒波…中国の大気汚染が原因 地球の裏側まで影響、衝撃広がる - 排ガスなど生まれた大気中を浮遊する粒子状物質「エアロゾル」は雲の元になり、大量に発生すると、嵐も巨大化する。http://on-msn.com/1lK5sig 2014年05月24日(土)
■商品汚染
イギリスで問題になった中国製児童向けネックレスには9.3%の鉛成分が含まれていた。国際基準は0.06%。「このまま中国が鉛中毒を放置していると、20年後には中国の平均知能指数はアメリカ人より5%低下する」と国際健康組織が警告。歴史通26.7金文学 2014年11月23日(日)
■食品汚染
中国産を食べるというのは、こういう水で育った農作物や鳥や、魚や、牛や豚を食べることを許容したのだということを十分理解した方がいい。国産は高いというが需要と供給の問題だ、意識的に国産にシフトすれば国産の価格は当然下がる。頑張るもじゃ! https://pic.twitter.com/MD9KJhzwkt 2014年09月07日(日)
kami_joe@kami_joe999
日本は大量に中国産食品を輸入している。農水省は厳重に検疫を行っていると言うが、全体の15%程度のサンプリング検査。裏を返せば残り85%はノーチェックで国内に入ってきている。値段が高くとも国産品を選ぶ方が安心で、長期的には食糧自給率を高める。致知26.12澁谷司 2015年04月14日(火)
中国の化学肥料使用量はこの60年間で100倍に増加している。話題となった「爆発スイカ」。畑に実ったスイカが次々と破裂する奇妙な現象は、成長促進剤が原因とみられている。致知26.12澁谷司 2015年04月14日(火)
日本マクドナルドは仕入れ先だった食肉加工会社が使用期限切れ鶏肉を使っていた問題で大幅に売れ行きを落としたが、中国のマクドナルドでは行列ができるほど繁盛。これまで猫やネズミの肉を使っているなど言われていたが、本物の鶏肉を使っていたことが明らかになったから。致知26.12澁谷司 2015年04月14日(火)
中国では水と空気と「食の安全」は高い対価を払って得る物に変わってしまった。水はペットボトル、空気は空気清浄機や高機能マスク、「食の安全」は高価な有機食品や輸入品等に頼る。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
残留農薬、重金属汚染など「食の安全」で大きな問題に直面している中国の観光客は日本で提供される食事を何の心配もせず口にできることも日本の魅力だと感じている。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
■農協の不在
農協が消滅すれば、食の安全を果たすために、新たな組織を蘇生せざるをえず、その社会的コストは農協をこのまま維持するよりも確実に大きくなる。その重要性は、中国農業の現状と比較して考えればはっきりとする。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
もし日本に農協がなく、中国のように公務員を使ってのみ指導監督検査し、食の安全を担保しようとすれば、どれだけの公務員が必要となり、人件費を含めどれだけの行政コストがかかるだろうか。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
中国の零細農家の大半は、農村を回ってくるブローカーに生産物を売り渡している。農民は安値で買い叩かれるため、自衛策としてコストを下げるために、毒性の高い農薬を使い、化学肥料も大量使用する。「食の安全」よりも自分自身が食べていくことを優先。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
中国の農業代表団が埼玉県の「JAいるま野」を訪問した際、感銘を受けたのが、数十軒の農家から集荷されたほうれん草が品質やサイズがほぼ揃っていてそれを統一ブランドの袋に入れて出荷している姿だった。農家への技術指導の徹底ぶりに驚かされた。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
なぜ社会主義の中国に零細農民を守る協同組合がなく、資本主義の日本にあるのか。中国共産党は、農民の団結を恐れており、政治勢力、圧力団体となりかねない組織の育成には消極的だった。農協設立が警戒された。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
中国政府は零細農家の指導のために約100万人の農業技術普及員を抱え、全国に配置。しかし中国には2億6千万人もの農民がいる。1人が担当するのは260人。これでは十分な指導や監督はできないが、地方公務員のため、これ以上増員することは難しい。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
中国政府は90年代後半から、食の安全のために様々な政策を模索してきた。だが成果は薄かった。中国に日本の農協のような組織がないのが大きな要因。「食の安全」のような極めて多くの農民が関係し、監視の目を全国隅々まで届かせるのは難しい問題。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)
農協不要論は、筆者のような中国出身者から見ると、日本人が大切なものを見失いかけているようにも感じる。世界で傑出した日本の「食の安全」に、農協が果たしてきた役割は大きいと考えるからだ。Voice27.1ルアン・ウェイ 2015年05月14日(木)