Wing 2585 反日左翼の代弁者と化した国連女子差別撤廃委員会
国連女子差別撤廃委員会が、皇室典範を女系天皇の即位が可能になるよう改正すべきと勧告しようとしたり(日本政府の抗議で削除)、「慰安婦」問題で、日韓合意すら批判して「被害者を中心に据えたアプローチを採用しろ」と主張したり、まさに反日左翼の代弁者と化しています。
この女子差別撤廃委員会の委員長は林陽子で、福島瑞穂らと慰安婦問題を世界に拡げた第一人者。こんな人物を推薦したのは外務省で、省内部に反日左翼が巣くっている事態を窺わせます。
外務省が「慰安婦問題」などで積極的に動かないのは、事なかれ主義の怠慢かと思っていましたが、どうやらもっと根は深そうです。(伊勢雅臣)
■皇室典範に口を挟む国連
竹田恒泰「君は日本を誇れるか 第24回 皇室典範に口を挟む国連」、『正論』28.5
・国連女子差別撤廃委員会が三月七日、日本への最終見解を発表した。しかし、産経新聞によると、当初案では・・・母方の系統に天皇を持つ女系の女子にも「皇位継承が可能となるよう皇室典範を改正すべきだ」と勧告する文言が含まれていたという。日本側のジュネーブ代表部公使が同委員会副委員長と面会し、反論して削除を求めた結果、最終見解では皇室典範に関する記述は削除されたらしい。
・女子差別撤廃委員会の考えは、「女子だからといって天皇になれないのは可哀想」というものである。これは、天皇になるのが何かの権利であるという前提に立っているが、。・・・天皇に即位するのは「権利」ではなく「義務」である。天皇には、一般国民が憲法で保障されている人権というものがほとんどない。たとえば、選挙権、被選挙権、居住移転の自由、言論の自由、宗教の自由、政治活動の自由等々、天皇にあるわけもないし、一度即位すると、天皇を辞める自由もない。
・国連の女子差別撤廃委員会が男系継承の皇室典範を改定するように勧告することは、古事記と日本書紀の原理を変更するように求めるのと同じで、これは日本が日本であるのを止めるように勧告するに等しい。「聖書やコーランに差別的なことが書いてあるから書き換えろ」と言うのに等しいと表現すれば分かりやすいだろうか。・・・女性がローマ法王になった例がこれまであるだろうか。ユダヤ教のラビに女性がなった例があるだろうか。
・この国連女子差別撤廃委員会の委員長は日本人なのである。委員長は林陽子というフェミニズム運動に取り組む弁護士である。・・・もしかしたら、委員長自身が、国連を政治的に利用して、自国の根幹を揺るがすような変革を強いようとしている政治運動かもしれない。
■『慰安婦』で韓国・挺対協の代弁者と化した国連女子差別委員会
杉田水脈「『慰安婦』で韓国・挺対協の代弁者と化した国連女子差別委員会」、「正論」H28.5
・(国連女子差別撤廃委員会対日審査で)日韓合意すら批判し「被害者を中心に据えたアプローチを採用しろ」と主張。これは韓国側の主張をも飛び越え北朝鮮の息のかかった韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の意見を採用している。
・国連女子差別撤廃委員会が、日本の皇室の男系継承は女性差別であるとして、母方の系統に天皇を持つ女系の女子にも皇位継承が可能となるよう皇室典範を改正すべきだとの勧告をしようとしていたことが明らかになりました。日本政府の抗議により削除された。
・この委員会の委員長は日本人。・・・この林陽子委員長こそ、松井やより氏の後継者で福島瑞穂氏らと慰安婦問題を世界に拡げた第一人者なのです。この方を国連の委員長に推薦したのは外務省です。反日日本人の売国行為の闇は深いです。
・(米国在住邦人は)500億円の予算が投入されるという「ジャパンハウス」についても懐疑的です。「ここ、アメリカにも日本の文化、茶道や華道、日本舞踊といった伝統芸能を海外に発信するグループがたくさんあります。みんな民間で頑張っています。予算をつけてジャパンハウスができたところで一体何をするというのでしょうか?慰安婦像一つ撤去できない外務官僚に期待していません。」