「戦えない国家 日本でいいのか」古森義久、『正論』H2911
・北朝鮮はそもそも一般の国家の理性や合理性に従わない「異様な無法国家」だから、アメリカとソ連との間に存在したような「伝統的な抑止」は適用できない。
・北朝鮮の核兵器が他の無法国家やテロ組織に拡散する危険性がある。
・日本の防衛とは首相がアメリカ大統領と電話で話すことなのか。
・北海道上空を通った北朝鮮の弾道ミサイルに関し、日本のマスコミはほとんど「日本通過」と特徴づけたが、アメリカの専門家は「日本国内のどこでも標的にしうる能力を誇示した」と総括していた。
・日本の対応はみなよその国との連携、あるいは国連の利用なのだ。「断じて容認できない」と述べても、日本独自の措置が出てこない。
【伊勢雅臣】北朝鮮による危機は、日本の防衛に潜む根本的な矛盾を抉り出しています。
・出典 『正論』、産経新聞社 http://seiron-sankei.com/