No.1084 国際派日本人のためのお勧め記事抜き書き帳 ~ 憲法改正と自衛隊
自衛隊を憲法に明記する意義、反対論への反論
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■■■ 伊勢雅臣講演のお知らせ 来週です!■■■
日時: 平成30年10月21日(日)開場午後1時30分、開演午後2時
場所: さいたま共催会館(さいたま市浦和区岸町7-5-14)
行事名: 「天皇陛下御即位30年奉祝感謝埼玉県民の集い」
主催: 「天皇陛下御即位30年奉祝感謝埼玉県民の集い」 実行委員会
第1部奉祝式典、第2部記念講演(伊勢雅臣、3~4時)
演題: 「国民を結ぶ 皇室の祈り」 入場無料、先着400名
申込み: 本メールへの返信にて、ご氏名、年齢をお知らせ下さい。
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(伊勢雅臣)9月より、私が日頃から愛読している言論誌で読んだ記事の中から、参考になるポイントを抜き書きして発信しています。今回は、その中から、「憲法改正と自衛隊」に関する記事をまとめてご紹介します。
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以下の言論誌は、出版社の許可をいただけたので、本文を私の公開ディレクトリーからお読みいだだけます。(ポイントはマーカーが引いてありますが。)
・『明日への選択』日本政策研究センター(一部)
・『日本の息吹』日本会議
・『祖国と青年』日本青年協議会
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ここに掲載されていない記事は公開不可能ですので、ご了承下さい。
また、各誌とも出版社から見本誌をお届けします。以下から、お申し込み下さい。
・『明日への選択』: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=457831
・『日本の息吹』: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=457859
・『祖国と青年』: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=457863
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■1.「お父さん、自衛隊って違憲なの?」と聞かれるショック
「元空将が語る防人のこころ 自衛隊の憲法明記はなぜ必要か」、『祖国と青年』H3004
・イラク派遣の交代要員で家族も含めて壮行会をやるのですが、「しっかり任務を果たしてこい」「無事に帰ってこいよ」と送り出している最中に、ゲートの方から「自衛隊は憲法違反」「海外派兵反対」と言うシュプレヒコールが聞こえてるのです。これは本当に辛い。国の命令で危険な任務に赴くのに「憲法違反だ」と言われる。これは自衛官に対しあまりにも失礼です。
・子供が学校から帰ってきて「お父さん、自衛隊って違憲なの?」と言われると非常にショックを受けます。実際に教科書を見ると「自衛隊を違憲とする学説もある」という意味のことが書かれています。
・「国防」は最大の福祉です。「人権」や「人道」も国防なくしてありえません。チベットやウイグルの悲惨な状況みてください。
【伊勢雅臣】 国家のために命を捧げる覚悟をしている軍人に最高の敬意を捧げるのは国際常識です。
■2.自衛隊明記は「自分の国は自分の手で守る」という意思表明
「自衛隊の憲法明記で何が変わるか」百道章、『祖国と青年』H3004
・自衛隊を憲法に明記しても、その「任務」や「権限」は変わりません。変わるのは地位です。
・自衛隊の存在は「政治的」には決着していますが、「法的」には決着していません。最高裁は、こういった高度に政治的な問題は、国会・内閣の判断に委ねる、ということで逃げている状態です。地裁判決のなかには自衛隊違憲論さえあります。自衛隊を憲法に明記することによって法的決着をつけようということです。
・憲法に自衛隊の保持を明記するということは、日本国民自身の意志で、この国を守る自衛隊の保持を決意したことの証明になります。これは対外的にも大きい。これまで他国任せだった日本人が、「自分の国は自分の手で守る」という意思をはっきり表明することは大きな抑止力になる。また、これまでの他国依存型の憲法の中に、「自律的価値」を盛り込むことができる。
【伊勢雅臣】 憲法改正は「自分の国は自分の手で守る」という国民の意思の表明、という指摘は重要ですね。逆に言えば、憲法改正では、「自分の国は自分の手で守るのか」と国民自身が問われていることになります。
■3.自衛隊が憲法に明記されれば真っ当な国の国民意識になる
「9条改正をめぐる論点~『自衛隊』明記の意義 前編」織田邦男、『日本の息吹』H3005
・広島では公立の学校に国旗を挙げるのに何人の校長が自殺に追い込まれたか。ところが国旗国歌法ができて以来、そういう事が全くなくなった。法的にオーソライズすると反対論が少なくなって、ごく自然な、真っ当な国の国民意識になる。
・現場の士気を高くし、質の高い人材を入れなければわが国の防衛は立ち行かなくなる。その為には憲法に自衛隊を明記することによって誇りと名誉、そしてしかるべき社会的地位を与えなければならない。
【伊勢雅臣】違憲論にとどめを刺すことで、国民の意識を真っ当にするのは、大事な国民教育ですね。
■4.「我々のリスクを心配するのであれば、いざというときに手足を縛らないで存分に戦わせてくれ」
「自衛隊と防人のこころ」葛城奈海、『祖国と青年』H2910
・「仮に自衛官が拉致被害者を救出に行って、 1人を助けるために10人が亡くなったとしても、それは我々の作戦と技量が未熟だったためで、ご家族が気にされることでありません」「我々はリスク覚悟でこの仕事に就いている。我々のリスクを心配するのであれば、むしろいざというときに手足を縛らないで存分に戦わせてくれ」
・尖閣諸島海域では「1カイリ以内に入るな」と海保が私たちを通せんぼしている後ろを、悠々と中国公船が行ったり来たりしている、本当に屈辱的でした。石垣の漁師さんは「あそこはもう日本じゃない」と言っていました。
・そもそも「自国の領土」と言いながら、自ら体を張って守る気がない島を、いくら同盟国だからと言って、米軍が血を流すことを覚悟してまで守ろうとするでしょうか。
・97年のアルバニア暴動の時、ドイツ軍は初めてNATOの域外で、単独で軍事行動しました。 130名を救出していますが、このうちドイツ人が13名 、日本人はそれより多い14名です。
・そもそもわが国の法秩序が及ばない戦いの場で、法の適用以外を認めないと言う発想自体が極めて非常識なのではないでしょうか。
【伊勢雅臣】世界最高の士気と練度を持つ自衛隊が、世界最低の法と政治に縛られている。国民としてはなんとも申し分けない状態です。
■5.なぜ自国の『国家権力』だけを危険視するのか
「なぜ自国の『国家権力』だけを危険視するのか」伊藤哲夫、『明日への選択』H2904
・「国民は自らの権利の保障のために国家権力を縛らねばならない」と言うなら、外国の国家権力により我々の権利が犯されるという事態も当然あり得る。国民の権利を守るために、外国の国家権力に対する防波堤を築くという発想も必要である。
【伊勢雅臣】国家の存在目的の第一は、国民の権利を守ること。権力を縛るいう発想だけなら、国家はない方がいいということになる。それはチベット人やウイグル人の運命です。
■6.ミサイルが落ちても自衛隊は助けに来てくれない
「トランプ政権と日本の課題 憲法九条では北朝鮮のミサイルを防げない」江崎道朗『祖国と青年』H2907
・大震災のときは、災害出動の要請をすれば自衛隊が助けに来てくれます。しかし、ミサイルが落ちてきたときは、自衛隊は助けに来てくれません。自衛隊はミサイルを撃ち落としたり、北朝鮮や中国の動きに対応しなければいけませんから。
・もし学校にミサイルが飛んできたらどうするのか。そういうことを取り上げていく中で「これまでそういうことを全く考えてこなかった諸悪の根源は、憲法9条にあるのだ」という形で憲法改正の必要性折り返してもらう、というアプローチがあるべき。
・神社に油をまくのは、大規模なテロのための予行練習。油をまいてどのくらいの時間で発見するのか。発見した後、警察はどのように動くのかを全部モニタリング、観察している。これを繰り返しながら、いざというときに発電所や鉄道に本格的なテロを実行する、というのが世界のテロリストのセオリー。
【伊勢雅臣】「ミサイルが落ちてきたときは、自衛隊は助けに来てくれません」とは平和ぼけを覚ます言葉ですね。
■7.「安倍政権での改憲反対」? 安全保障を政局にするな。
「9条改正をめぐる論点~『自衛隊』明記の意義 後編」織田邦男、『日本の息吹』H3006
・70年間、いちども憲法改正の発議がなされてこなかったということは、国民投票という権利を国民が剥奪されてきたと言う事なのではないか。
・「安倍政権での改憲反対」 では、どの内閣でなら賛成するんだ? 安全保障を政局にするな。
・共産党の「自衛隊は憲法違反だが一定期間容認する。その間に何か起きたら活用するのは当然」というご都合主義に使われることに対しては決してよしとしないというのが大半の隊員の潔い気持ちだろうと思います。
【伊勢雅臣】「安倍政権での改憲反対」などという非論理的な主張が出てきているのは、野党の劣化そのものですね。
(文責 伊勢雅臣)