臨時増刊 「君が代」と、他の国歌との大きな違いとは(致知出版社の人間力メルマガ)


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【伊勢雅臣】博多の歴女・白駒妃登美さんが「君が代」に関する素晴らしい絵本『ちよにやちよに』を出版されたことは、下記の号でお知らせしました。

JOG(1237) 絵本『ちよにやちよに』が伝える日本の「根っこ」
~『君が代』はすべての「いのち」へのラブレター
「こういう恋文を国歌にする国って、なんて素敵なんだろう。こういう国が私のルーツだなんて、とっても誇らしく思いました」
http://jog-memo.seesaa.net/article/202110article_2.html

その白駒さんがケント・ギルバートさんとの対談をされた内容を紹介した「致知出版社の人間力メルマガ」を転載させていただきます。

 なお、YouTubeでも私と白駒さんの対談を公開していますので、こちらもご覧いただければ、幸いです。

【感動】日本人なら知っておきたい...学校では習わない「君が代」本当の意味
https://youtu.be/IL_pN0Hwegs
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「君が代」と、他の国歌との大きな違いとは

●致知出版社の人間力メルマガ 2022.6.2
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いまもなお軍国主義の象徴のように思われている
「君が代」。
しかし、その原歌は『古今和歌集』にある、
「愛するあなた、あなたの命が
いつまでも長く続きますように。
そしてあなたがずっと幸せでありますように」
と願う〝愛の歌〟です。

『致知』最新号(7月号)では、
「君が代」に込められた、そんな先人の思いを、
米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバートさんと
〝博多の歴女〟として活躍される
白駒妃登美さんにお話し合いいただきました。

「君が代」の独創性を伝えるお話の一部を
本日はお届けします。

★『致知』最新号の案内はこちらから
https://www.chichi.co.jp/info/month/

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(ギルバート) 
世界の国歌を見ると、基本的に賛美歌か軍歌なんです。
どこも似たり寄ったりで独創性というものはありません。

(白駒)
確かにそうですね。

(ギルバート) 
ところが、日本の「君が代」は歌詞として見ても
曲の美しさからしても例外です。
その証拠に1903年にドイツで行われた
「世界国歌コンクール」で一等を受賞していますからね。

少し専門的な話になりますが、
「君が代」の曲調は「ペンタトニック・スケール」と呼ばれます。
1オクターブにある7つの音階のうち5つしか使わない。
しかも「君が代」はハ長調ですから、
始まりも終わりも「ド」であるべきなのに
「レ」で始まり「レ」で終わっている。
だから我われが聞いていると、
何か曲が終わっていないような感覚を覚えるんです。

(白駒) 
ケントさんのいまのお話、納得できます。
でも、それが「君が代」の素晴らしさだし、
終わりがないという曲調は
永続性にも繋がっている気がします。

例えば、日本神話の『古事記』などもそうで、
始まりと終わりが明確ではありませんよね。
これは日本の文化の大きな特徴だと思います。

いま「天皇制」「皇室制度」という言葉をよく耳にしますが、
この表現は適切ではありません。
「制度」は誰かがつくったものであり、
誰かの手で終わらせることができます。
でも、皇室は誰かがつくったものではないんですね。
皇室は常に国民と共にある、始まりも終わりもない。
これこそが皇室の姿なのではないでしょうか。

(ギルバート) 
おっしゃる通りです。

(白駒)
作曲家の団伊玖磨さんが素晴らしい国歌の三つの条件
ということをおっしゃっていて、
一つ目が短いこと、
二つ目がエスニックであること(民族性が表れていること)、
そして三つ目が好戦的でないことだというんです。

団さんが提唱される素晴らしい国歌の条件が
「君が代」にはすべて揃そろっていることは
大変興味深いことですし、
私たち日本人の誇りですね。

※この対談のピックアップ記事はこちら
https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2022/07_kento_nakamura/

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★『致知』最新号「これでいいのか」の特集ラインナップ

●対談「内憂外患の時、いま日本が果たすべき責任と使命」

櫻井よしこ(国家基本問題研究所理事長)

中西輝政(京都大学名誉教授)

●インタビュー「国語を忘れた民族は滅びる」

藤原正彦(お茶の水女子大学名誉教授)

●対談「日本を蘇らせる道」

田口佳史(東洋思想研究家)

芳村思風(思風庵哲学研究所所長)

●対談「徳のある子供をいかに育てるか」

瀬戸謙介(瀬戸塾塾長)

中村正和(元高校教師)

●データが教える日本の危機

月尾嘉男(東京大学名誉教授)

●対談「働き方改革から働きがい改革へ」

大田嘉仁
(日本航空元会長補佐専務執行役員)

名和高司
(一橋大学ビジネススクール客員教授)

●対談「君が代」の心を忘れないで

ケント・ギルバート(米カリフォルニア州弁護士)

白駒妃登美(ことほぎ代表)

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