【YouTube版】【第一次大戦】日本帝国海軍、地中海に奮戦す


第一次大戦、同盟国イギリスの要請に応え、日本の駆逐艦隊は地中海でドイツ軍潜水艇と戦った。

■■ 転送歓迎 ■■ No.3398 ■■ R05.08.19 ■■ 4,078部■■


■1.海軍創設以来の壮挙■

 大正6(1917)年2月18日午後1時、片岡覚太郎・中主計
(後の主計中尉、以下、片岡中尉と略す)の乗った駆逐艦
「松」は3隻の僚艦とともに佐世保港を出発した。港に停泊し
ている艦船では、乗員が艦上に整列し、帽子を振って見送って
いる。出港する4艦の乗組員もこれに答礼する。

 駆逐艦4隻からなる第11駆逐隊は、これからシンガポール
に行き、南シナ海からインド洋方面を警備している巡洋艦「明
石と駆逐艦4隻に合流する。そこからインド洋を渡り、スエズ
運河経由で地中海に進出し、暴れ回るドイツ軍の潜水艇からイ
ギリス・フランスの輸送船を護衛する任務に就くのである。19
14年に始まった第一次世界大戦はすでに4年目に入っていたが、
膠着状態が続く中で、日英同盟に基づくイギリスの支援要請に
応えるためであった。

 これまでもスエズを越して地中海に入った日本の軍艦は多か
ったが、いずれも新造艦の回航とか国際儀礼を目的としたもの
で、実戦に向かうのは今回が初めてである。日本帝国海軍創設
以来の壮挙に向かう艦隊の士気は高かった。

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 何かというと二口目にはジャップと軽蔑した西洋人の鼻
先に、ジャップが自分で拵えた艦を持って行って、骨のあ
るジャップの腕っ節を見せてやる。[1,p29]
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(続きは以下の本編でご覧ください)



【ブログ版】 http://jog-memo.seesaa.net/article/500385008.html

この記事へのコメント

荒木純夫
2023年08月27日 10:17
祖父が駆逐艦榊の乗組員だった者です。魚雷が当たる5分前に、艦橋から機関室に昼食のため移動していて怪我もせず助かりました。

榊を攻撃したのは、ドイツではなくオーストリア海軍の潜水艦U27です。

潜水艦のurlを貼り付けておきます。これらは、榊に魚雷を発射した魚雷手の曾孫の方から送ってもらったものです。ネット上で知り合い、公開してもらいました。

https://flic.kr/p/9uupS7
https://flic.kr/p/9urour
https://flic.kr/p/9urovn