【YouTube版】坂本龍馬、海洋立国の夢
迫り来る欧米列強に対して、海外貿易と海軍建設で自由な繁栄する国を作ろう、と龍馬は夢見た。
■■ 転送歓迎 ■■ No.3419 ■■ R06.02.13 ■■ 4,183部■■
■1.ジョン万次郎の語ったアメリカ■
アメリカに漂流して、彼の地で航海術などを学び、日本に戻っ
てきたジョン万次郎[a]に、坂本龍馬が初めて会ったのは嘉永
5(1852)年の末頃であったと言われている。友人に勧められて、
万次郎の話を聞きに行ったのである。龍馬18歳の時であった。
万次郎が滞在したヌーベッポー(ニューベッドフォード)と
いう町には何百隻もの巨大な捕鯨船が浮かんでいて、その港の
砲台には大砲が20門ほど置かれている。大きなものは口径8
寸(24センチ)もある。お城の石垣程度のものなら、弾丸一
発で打ち砕いてしまう。蔵にはその砲弾を何千発とも知れない
ほど収めているという。
軍艦はそんな大砲で撃たれてもなかなか砕けない。1隻に
500人ほど乗る船は珍しくなく、戦のときには1500人も
乗り込むそうである。
龍馬はさらに航海の術について尋ねた。万次郎は、アメリカ
で一等航海士という偉い船頭の資格をとっており、地図とオク
タント(六分儀)と磁石さえあれば、陸の影も見えない大洋に
船を乗り出しても迷わないという。
龍馬は夢の中の出来事を聞いているような気がした。胸が躍っ
てならなかった。
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