特別号外 なぜ明治日本は、開国後3~40年で、世界をリードする医学者・生理学者を輩出できたのか?
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■2.「世界を牽引した医学者・生理学者」
明治日本は、開国後、わずか3~40年で、世界をリードする医学者・生理学者を生み出しました。特筆すべきは以下の3人です。
・北里柴三郎
明治18(1885)年、ベルリン大学コッホ教授の下で細菌学研究
破傷風の免疫血清療法の開発。
同僚ベーリングは、北里が開発した免疫血清療法に導かれて、ジフテリアの血清療法開発。第1回ノーベル生理学医学賞受賞。
(当時は共同受賞制度がなく、またドイツ政府の強力なベーリング後押し。現在なら、間違いなく共同受賞でしょう)
欧米での絶大な評価
ケンブリッジ大学から「細菌学研究所を設置するので、所長として来て欲しい」
米国大学、病院からも巨額報酬の申し出
明治天皇からの「帝国臣民の結核に罹るものを療せよ」との君命を受けている、と固辞して、以後、日本で活躍。
・野口英世
明治37(1904)年 米国ロックフェラー研究所に移籍
大正2(1913)年 進行性麻痺患者の脳内に梅毒病原体を発見
大正3(914)年 ロックフェラー研究所の4人の正員の一人に。
ノーベル医学賞候補に(第一次大戦で授賞そのものが中止)
大正7(1918)年 黄熱病が大流行していたエクアドルに派遣 病原体発見、ワクチン開発、多くの人を救った。(ただし、黄熱病に良く似たワイル氏病だった)
・高峰譲吉
明治27(1894)年、シカゴで消化酵素(タカジアスターゼ)を発見。
パーク・デービス製薬会社が日本を除く全世界の独占販売権を購入。
日本では三共商店→三共製薬
明治33(1900)年、世界中で激しい開発競争下の副腎ホルモン(アドレナリン)抽出に成功。
世界最初のホルモンの結晶抽出成功は近代ホルモン学の基礎となり、ここから20世紀の医学が発展。
■3.彼らを後押しした「根っこ」のパワー
ちなみに、日本以外のアジアの国々では、21世紀になっても、いまだにノーベル医学・生理学賞を受賞した人物は現れていません。
なぜ明治日本は、開国後30~40年という短期間で、これほどの医学者・生理学者を生み出せたのでしょうか?
日本がこれらの世界的医学・生理学者を生み出せたのは、まさに次のような国柄があったからです。
(1)彼らの「世のため人のために尽くそう」という志
3人の志は、次のような発言から窺えます。
・北里柴三郎:
「来年、帰国の上は、私が学び得た医学をもって我が同胞の病苦を救い、天皇の御めぐみの万分の一にも報い奉らんとの志です」
・野口英世
「自分のやりたいことを一所懸命にやり、それで人を助けることができれば幸せだ」
・高峰譲吉
「大勢の飢えた人々を一度に救える道があるとしたら、それは「舎密」(化学)なのではないか」
皇室が国民を「大御宝(おおみたから)」と呼び、その安寧を祈るという日本の「根っこ」から、明治の日本人は、世のため人のために生きようとする姿勢を受け継ぎました。その「根っこ」のパワーが3人を後押ししたのです。
■4.江戸時代に蓄積された近代医学研究
彼らを後押しした、もう一つの国柄とは、
(2)江戸時代以来の医学研究の蓄積
『解体新書』を翻訳した杉田玄白や前野良沢。原著がオランダ語で出版された1734年のわずか40年後には、解剖学の最新知識が日本語で読めるようになっていました。
緒方洪庵(こうあん)は、大阪の適塾(てきじゅく)で、1849年に天然痘予防のための種痘を始めましたが、これはイギリスのエドワード・ジェンナーが種痘を発表した1798年の51年後でした。
当時の日本は、鎖国下とは言え、欧州の最新の医学知識が半世紀後には伝わっていたのです。
こうした学問的基盤があったこらこそ、上記の3人は、すぐに世界の最先端の研究に挑めたのです。
しかし、杉田玄白、前野良沢、緒方洪庵などの江戸時代の医学者も、上記の「世のため人のため」のパワーに後押しされて、こういう研究をしていたのですから、結局は、これも我が国の「根っこ」のパワーの結果と言えましょう。
■5.日本の未来を開くために、日本の「根っこ」を学ぶ日本志塾
日本志塾では、このような学校では教えてくれない、日本の「根っこ」を解き明かし、そこから、明日の日本を開く志を得ていきます。
そういう志を持った日本人が一人でも増えれば、日本の未来はそれだけ明るくなります。我々の子のため、孫のため、日本志塾にご参画ください。
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